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腸を鍛える食生活~免疫力とプロバイオティクス~ [医療・福祉・介護・心理]

第8回21世紀の食と健康フォーラム
「腸を鍛える食生活~免疫力とプロバイオティクス~」
というイベントに行ってきました。
会場は有楽町の東京国際フォーラム・ホールCです。
日本大学の上野川修一先生と、
順天堂大学の奥村康先生の講演が行われました。
プロバイオティクスとは
生体に有益な作用をする生菌、のことだそうです。
摂取することで、腸内の菌叢によい影響を与え、
免疫の働きを高めたり、癌やアレルギーの発症を予防するそうです。
このあたりのまじめな話は主に上野川先生の講演で話されていました。
面白かったのは奥村先生の講演でした。
要約すると、プロバイオティクスの摂取は免疫を高める、ということですが、
大半が脱線で、コレステロールが高いほど長生きする、とか、
激しい運動は免疫力を下げるから運動はちんたらやったほうがいい
(実際、順天堂大の駅伝選手はよく風邪をひくそうです)、とか、
最近、鳥インフルエンザのワクチンを医療関係者に摂取する話があるが、
人よりも、ひよこに打った方がいい、
といった話を大変ユーモラスに話されていて、会場は大いに沸いてました。
ステロイドホルモンには、人を元気にする作用もあるそうで、
某首相はステロイドホルモンの大量投与で選挙までは元気で
できないこともできるような気になって、
「年金は、最後の1人まで・・・」なんて言っていたが、
選挙が終わったら、ホルモンが打ち切られて、辞めてしまった、
なんていう、ちょっと怪しげな裏話(?)もありました。
興味深かったのは、不老長寿の話ですね。
長寿を目指すだけなら、冬眠に近い状態にして寝かせておけば
150歳ぐらいまで、生きられると予測されているそうです。
また、不老、すなわち、アンチエイジングを考えると、
高齢の女性に女性ホルモンを大量に投与すれば、若返るそうですが、
乳がんのリスクも、200倍ぐらいになるそうです。
アメリカでは、乳がんになってもいいから若返りたいという方には、
女性ホルモンの投与が行われているそうです。
不老と長寿は同時に追求できない面もあるとのことでした。
さて、腸内の細菌叢を腸内フローラというそうです。
フローラとは、お花畑のことです。
大腸内の細菌というと、あまり関わり合いになりたくない感じですが、
フローラというと、とたんにきれいで大事なものに思えてきますね。


タグ:健康
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