コムスンの訪問療養マッサージ

コムスンは近年、在宅要介護者にマッサージ師が健康保険を使ってリハビリする
訪問療養マッサージ事業にも熱心でした。
ミトとしても、たとえ開業したとしても、
すぐに家賃を払って食べていけるほどのお客さんは来ないだろうから
午前中は、コムソンに登録して、往療の仕事をしようかとも考えていました。
どんなやり方でやってるのか、興味もあったし。
こんなことになってしまって残念です。
コムスンという、会社自体なくなるんじゃないかという勢いですしね。
さて、この問題に対するコメントをテレビなどで拝聴していると、
介護は特別な仕事だから、お金儲けなど経営者は（従業員も？）考えてはいけない、
という意味ものをよく目にします。
競争、つまり金儲けがますます優先されている世の中で、
ひとつの業種にだけ、世の中の風潮と無関係な人材が大量に結集するべきだ、
という考えは、現実的でしょうか。
ルールを破ったコムスンが非難されるのは当然ですが
法律を守って仕事をするのは当り前のことで、介護事業に限ったことではありません。
利益を考えてはいけないなら、以前はそうだったように全額税金でやればよいのです。
自分と関係ない（かに見える）他者にばかり高い倫理の実践を求めるという態度自体が
見えないところで行われる、不正や暴力の温床のような気がします。
介護業界は、特別な倫理観をもった人の集まる高貴な業界にではなく、
金儲けも社会貢献も両方やりたい普通の経営者が参入でき、
若い人が、正社員になって真面目に働けば将来に展望が開ける、、
普通の業界になった方がいいと思います。
ミトが鍼灸学校の夜学生になった頃が、介護保険のが始まりました。
昼間、介護職として、施設でも働いてみたのですが、
こんな待遇で若い人を働かせていたら、
今に介護の仕事がしたい人はいなくなるんじゃないか、とよく思いました。
今は、もっと悪くなっているようです。
介護職のスタッフはどんどん辞めてますよ、いや、マジで。
介護は、現在ミトが直接関わっている業界であり、
いろんな考え方がぶつかっているところでもあるので、
ミト準ではあまり取り上げないつもりでしたが、今回は、つい筆が滑ってしまいました。